病院でウイッグを被っている人ってショートヘアが多いですね。(6)

柏店のブログから⇩


さて前回からの続きです。

A様の気になってしまう

「ショートヘアの襟足部分!!」

病院に行くと、「襟足の部分が持ち上がって浮いてしまっている状態」の人が多いとのこと。

浮き上がってしまっているだけで不自然なのに、そこがチリついていると、被っている本人が思っている以上に、A様のように他の方からみると、余計に持ち上がっている状態に見えてしまうのです。

ショートヘアは楽そうですが、案外と気をつけなければならないとのことを書きましたが、

今回は、「なぜ持ち上がってしまうのか??」について書いてみますね。

もちろん一番大きな理由は、サイズが合わずに持ち上がってしまう場合ですね。

特に、ウイッグが頭の大きさより小さい場合やネットの作りが浅い場合も襟足は浮いてしまいます。

また、もともとウイッグのベースの部分が立体的に作られていなくて、生地の作りが直線的になっているものは、頭の丸さにフイットしないので(特に曲線の強い)ネープの部分が上がってしまいます。

ウイッグによっては、アジャスターの部分に伸縮性がないものもあるので、その場合、ただ引っ張ってサイズをきつめためにアジャスターの位置をずらすと、その部分の生地がよれてしまって厚みがでたりして襟足の部分が浮いてしまうことも・・・・

また、ウイッグの作りだけではなく、人によっては、癖でウイッグが脱げるのが嫌で前のほうに被りすぎて襟足の部分が上がってしまう方もいらっしゃいます。(こういう場合は、やはり被り方などをチェックしてくれる美容師さんが必要になります)

ストレートネックの方は、はっきりいってあがりやすいです(サイズ調整しても限界があります)

そして、最悪なのがその「襟足の部分がチリついてしまう」こと

この状態は「使いすぎた歯ブラシ」を思い出してみて下さい。

歯ブラシの柄の部分よりはるかにはみ出して、広がってしまっている状態・・

初めはきれいな状態ですが、

だんだん使っていると歯先が広がっていきます

そしてそれがどんどん広がって・・

もはや、原形をとどめていなく、広がるだけ広がってしまいました。

この状態が、ウイッグのネープの部分になってしまったら・・

まとまりも悪く、襟足の部分がおもいっきり持ち上がってしまうのがわかると思います。


ネープの部分は、一般的にどのウイッグでも、縮れやすい場所です。

なぜなら、襟足の部分は、洋服の襟元や今の時期ですとスカーフ、マフラー、上着などに接触してこすれてしまうので、静電気で縮れてしまうのです。


多分、A様が見ている「襟足が浮いてしまっている」状態の原因は1つではなく、色々組み合わさったものだと思います。

ですから、反対にウイッグの襟足が上がらないように出来るウイッグは・・・


サイズ調整が出来て・・・


ベースの作りがストレッチ素材でアジャスターも伸縮性が必要で・・・



美容師さんが、被り方を厳しい目でチェックしてくれて・・・


そして、絡みや縮れやすい襟足部分が、チりつき難い若しくはチリついてももとの状態にメンテナンス出来るウイッグ・・・


ショートヘアのウイッグの方も、自然に見えて快適でいるためには、

正面からみたスタイルばかりでなく、

「襟足の部分」にもご注意を・・・


それはまた次回



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