柏店のブログから⇩
今日は予報通りの冷たい雨でした。
もう私立高校の卒業式などは３月から始まっています。
今日卒業式の方は、あいにくの雨になってしまいましたが、ご自分の明るい希望や未来の夢を抱えて素晴らしい旅立ちの日ですね。
おめでとうございます。
心から祝福申し上げます。
美容室ありすでエピテーゼでご製作させていただいた方の中にも、この春、入園、卒園、入学、卒業式などお子様の式典に出られる方が多くいらっしゃいます。
普段、お家にいる時や帽子を被れる場所でしたら、あまり気にならないけれども、やはり、「帽子を被れない場」というものがありますね。
例えばこのような「学校の式典！」
治療中で脱毛している状態の方で、入学、卒業されるお子さんをお持ちの方は、悩みところだと思います。
そんな「場」でも、美容室ありすでお作りしたウイッグは「堂々と被って行ける」とご好評いただいています。
そんなお言葉を笑顔で、そして安心していただいた様子でお話して頂くと本当にほっとします。
村井も２人の娘を育て上げました。
・・・・（娘ですが息子のような子供でしたから、）日々起きるときから寝るまで格闘でしたね(笑）。
色々育てているときはありましたが、それでも、このような入学式、卒業式などは毎回感慨深く、喜んで出席しました。
・・・・でしたから、もし、脱毛されていてウイッグを被っていることで、
「ウイッグを被っているから式に出たくない｣、
｢ウイッグってばれるから、人の目が気になるから目立たないようにすみにいる」
など、そんな状況にはなるべくなってほしくないのです。
親も子も、そのお式は１回です。
もちろん色々な事情があり、出席できないこともあると思います。
ただ、｢ウイッグを被っているから(ばれるのが嫌だから)」という理由での欠席は、非常に残念に思ってしまいます。
｢(式に出ても)全然大丈夫でしたよー」とか、
｢かぶってしまった方が(自髪のスタイルより)若く見えるし反対に良かったです～」
といっていただくと、やはり、「てっぱん」のウイッグを持っていると安心ですね。
お子さんとお母さまのお式を迎えるときの笑顔が目に浮かぶようです。
ご入学、ご卒業、本当におめでとうございます。
さて、前回までに、「経験のないことで不安になってしまっている時に、自分に合った情報を探すには難しい」こととして、「バリカン」のことを取り上げました。
ここで、ネットや周りの方からの情報で｢バリカン」を使う｢時｣について分けてみましょう。
先ずは脱毛の前の｢時｣、そして、脱毛後自髪が伸びてきた｢時｣。
脱毛前の話は後日お話しますが、今回は、｢脱毛後、自髪が伸びてきたときにバリカンで切ること」について説明しますね(あくまでも村井の独断と偏見ですが）
この｢脱毛後、自髪が伸びてきたときにバリカンで切る｣と言うのは
村井的には、
｢脱毛した後に、せっかく、やっと伸びてきてくれた、自髪（ちゃん）なのにー！！」
昔の考えで、「短くしたらもっと丈夫な髪が生えてきます！！」とのことを言われたため、そんなもんかと思い）バリカンで切ってました。
それも、２－３回って・・・・
・・・それではウイッグを被らなくてはならない期間が長くなりますし、せっかく伸びてきた髪をまたバリカンで短くしてしまうのは、精神的にもちょっと辛いのではないかと考えてしまうのです。
なぜ｢丈夫な髪が生えてくるという考えがあるのでしょうか？」
前にも書きましたが、昔から
｢赤ちゃんの髪を一回剃ると髪が丈夫な子になる｣とか、
｢腕や足の毛を剃ると濃くなる」
等の情報が、確かに村井の子供のころはありました。
実際どんな状態なのかと言うと、
下手な絵で恐縮ですが、このように断面の状態で見た目が変わってくるのですね。
脱毛後にはえてくる髪は、特に毛先が細く、頼りないまるで「赤ちゃんの産毛」の「ホニャホニャ」の状態です。
ですからこの髪が少し伸びてきたら、(手では切れないですし、カミソリで剃るわけにもいかないでしょうから）昔の考え方では、「バリカンで切る」という選択肢になり、バリカンで切った伸びてきた髪は、切られた状態の断面ですので産毛の状態の毛先よりは確かにしっかりしているので｢髪が丈夫になった、濃くなった」と見えるのです。
そして、１回バリカンで切っただけでは、もちろんまだ通常の髪には戻っていませんので、(部位にもよりますが、通常の髪の太さや状態に戻るにはやはり最低４－５㎝以上は必要であると思います。フェイスラインはもっと必要です）ですから、これを２－３回繰り返すことによってやっと｢通常の髪」の髪が伸びてきているので｢丈夫な髪！濃い髪！」になったように感じるのです。だってもう｢通常の髪の状態が生えてくる｢時｣ですからね。
ということは、「バリカンで切っても切らなくても、通常の髪が生えてくる「時」は変わらない」し、｢バリカンで切っても切らなくても、丈夫で濃い髪は日が経てばはえてくるのです。
そして、特に気をつけて頂きたいのは、フェイスラインや襟足などはスタイルによってはしばらく切らないで伸ばした方が良い場合も多いです。
これも絵が下手ですみません。
この斜線の部分は、担当の美容師さんに切った方が良いですと言われるまでは、自然に伸ばした方がそのあとが楽です。
例えば、フェイスラインやもみあげの部分を自然に伸ばした場合と全部バリカン切ってしまった例を見て下さい。
わかりやすくちょっと極端にしてみましたが、前髪や耳周りや襟足などに少しでも長い髪があると、帽子などを被ったりウイッグを被ったときでもよりなじんで自然に見えます。
それが、伸びるたびに切ってしまうと、
いつまでたっても髪が帽子の外からでないですし、ウイッグを被ったときの顔周りもちょっと気になります。
このように、せっかく生えてきた髪は、より自然なスタイルに見せるのにとても大切です。ですから、とても大事にしましょう。
もちろん、毎回言っていますが、善意で髪のアドバイスしてくださる看護婦さんや周りの方の暖かいお言葉は感謝をしなければならないと思いますが、やはりここは、実際に見ている美容師の言葉に耳を傾けて頂ければと思います。
経験のないことでの不安・・・
反対にそのような状態を知っている、若しくは対応している経験のある美容師に相談して頂いて頂ければその不安も安心に、変わるのではないでしょうか。
そして、せっかく伸びてきた髪をどうやってウイッグと合わせながら伸ばしていき、無事自髪デビューまでお手伝いできるかが、村井のお仕事です。
ウイッグの製作・販売だけがお仕事ではありません。
エピテーゼのウイッグをお使いでない方も、治療前の自髪の相談や治療後の自髪の相談も受け付けております。
ちょっと困ったな、どうしたらいいのかと迷ったら、一人で悩まないでご相談下さいね。
美容室ありす
千葉県柏市大津ヶ丘3-7-9
TEL：080-3608-1628
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