柏店のブログから⇩
・・・・久しぶりのブログです。
この３月はしばらく仕事以外での用事が多くて・・・・
実は先週、長女が結婚をし、岡山に嫁に行ってしまいました。
このブログでも「息子のような娘」と紹介していましたが、そんな娘でも良いというので安心しました）良かったよかった。
今までウィッグのご製作をさせていただいた方の中には、同じように娘の結婚式や結納に出席をしなければならないという方がいらっしゃいました。
日程などを考えて、
「お式までにどのくらいに髪が伸びているのかしら」、
「脱毛はどのくらいの状態になっているのかしら」、
「留袖を着るのだけれども、ウイッグを被っていてアップスタイルは出来るのかしら？」
治療中の脱毛状態の方は特に、髪に対する不安やお悩みは色々人それぞれです。
毎回、治療が始まる前から、結婚式や結納、顔合わせなどの日程を逆算してウイッグの製作日なども一緒に考えます。
そして、いままでも皆様、無事に全て治療もおわり、すでに自髪がしっかり伸びてきています。
それなりにできる範囲でサポートさせていただき、エピテーゼのウイッグの評価もとても満足していただいていましたが、今回村井が自分の子供の結婚ということを経験した時に改めて、
「Ａ様はこんなときにウイッグを被られてご心配だったのだろうな」とか
｢Ｂ様は、式場で花嫁の母として、多くの方の視線を浴びなければならないときにどんなお気持ちだったのだろう」
｢Ｃ様はお相手のご両親にお会いした時に、ウイッグがわからないようにまたは、ずれないようにと気を使われたのでは」
今回しみじみ感じたことですが、年をとっていくことは、本当に色々経験も増えていくことだなあと・・・
そして、経験したからこそ、少しでもお１人お１人のお気持ちを理解できることが増えていくのかなと・・・
例えば今回のように娘の結婚という１つの行事だけでも、母親が(ウイッグを被りながらも)やらなければならないこと、行かなければならない場所、会わなければならない人達・・・
そして、家族や娘にも心配掛けないように気を使い続けなければならず・・・・
（でも周りは自分がこんなにウイッグを被っている気持ちには気がついていない・・・）
うーん・・・お悩み・不安・・・・想像しただけでも・・・・・てんこもりです。
ですから村井が出来ることは、皆様が（ウイッグを被られ）普段通りのお母さんで、大事な娘さんの幸せそうな笑顔を見ることが出来るように
そして、その娘さんの、いとおしい笑顔に応えて、お母さんもとびきり素敵な笑顔でほほ笑み返してあげられるように・・・
自分を鏡を見たりショーウインドーを見ると年々おばさんになり、がっかりしてきますが、それでもこうして、年を積み重ねていくことで、また、経験することで皆様のお気持ちに共感することが増えていくことでもあるので、案外嬉しいことでもあるのかしらと・・・
自髪カットで今日いらしたＤ様は、可愛い小学生のお嬢さんも一緒に来ていただきました。
お嬢さんは、綺麗で優しいママが大好きでおひざにべったりです。
そんなママに、おせっかいおばさんの村井は、つい
｢今だけですよ~あっという間にそんなベタベタしてくれなくて寂しくなりますよ～」
Ｄ様は、この春休みご家族で南の島です。
楽しんできてほしいですね。
笑顔でお帰りでした。
美容室ありす
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