ウィッグを被ってお出かけをするコト

日野店のブログから⇩


こんにちは。

日野市の再現美容師、ル・トレフルの池田友季子です


寒い日が続きますね〜。

アトリエがある東京都日野市も積もるほど雪は降りませんが(今のところ…)、先日の夜には氷点下になったようでアトリエ前に置いてある植物の一部が寒さにやられてしまいました

冬の間は植物が少なくアトリエの入口がさみしくなるのがいつも残念です。


そんな寒い先日、最寄駅から徒歩13分くらいのところにあるアトリエに『今回は駅から頑張って歩いていきまーす!』と昨年の10月にウィッグ作製をしましたNさまがウィッグカットとサイズ調整でいらっしゃいました。


ウィッグ作製当時のNさまは化学治療が終わったばかりで他社ウィッグを使っていました。

あれから3ヶ月、前回お越しになったときと比べると白髪も分かるくらい全体的に髪の毛が生え揃ってきました。


このくらいの時期になると、ウィッグの中に被るインナーキャップを基本的には使わないヘアエピテーゼウィッグは少し滑りやすくなってきますので、ウィッグのサイズ調整をしたり滑りにくい方法をその方のお好みに合わせてお伝えしたりしています。


Nさまも同じ症状になってきたのでご相談をしながら滑りの対処をさせていただきました。

これでしばらくは安心です



ウィッグカットはというと、前回ウィッグ作製をしたときは頭をブンブン振って『髪(ウィッグ)が揺れる〜♪』と喜んでくださったNさま。

この時、脱毛前のご自髪のスタイルよりも少し長めにお作りをしましたが今回は自分らしく思い切ってスッキリと短くしたいということで前回よりも短くウィッグカットをさせていただきました。


カットをしながらお話をしている時に、Nさまから

『実はね〜、抗がん剤治療が終わってから今日初めて一人で外に出て電車に乗ったり歩いたりしたのよ!』

と嬉しそうにおっしゃってくださいました。

私はお話を聞いて明るくおおらかな印象のNさまが実は引きこもりがちだったという事が想像がつかず正直びっくりしてしまいました!

しかし、明るくおおらかなNさまだったからこそ治療中は頑張って気を張ってしまい知らずに無理をしてしまったようで、そのときは本当に心身共にお辛かったと思います。


しかし、今回そんな引きこもりがちだったNさまを変えたのは息子さんからの外出のお誘いでした。

化学治療も終わり、ヘアエピテーゼウィッグは大事なときに使おうと思って作られたそうで、今回その息子さんとの外出で初めてヘアエピテーゼウィッグを被ぶり勇気を出してお出かけをしてみたそうです。

そしたら、自分はウィッグを被ってると知っているのでとっても人目が気になっているのですが、『意外と人は自分を見ていない』という事に気づき気持ちが楽にって、そうなったらウィッグをもっと自分らしくしたい!という事で先ずは私に予約の電話をしたそうです。


カットも終わり、いつものように自分らしく短くなったヘアエピテーゼウィッグを見て、

『これでまた息子とお出かけしてきます♪』と、Nさまはもう次のお出かけも決まっていました



『ウィッグを被ってお出かけをするコト』

このコトは、なんて事ないようで、でも実はとても勇気がいる事。

だけど、ウィッグを被ってても人目が気にならないと分かればもっと外にお出かけも出来るし、お仕事だって出来る。

そして、『いつもの自分でいられる』。

このコトって、とても大切なコトだと私はいつもウィッグをお作りするたびに感じています。


Nさま、お出かけ楽しめたかな〜。

今度お話し聞かせてくださいね

le trèfle (ル・トレフル)

東京都日野市旭が丘2-3-13

電話 090-9830-2704

メール info@atelier-letrefle.com

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